地域で商売をするお店にとってfacebookは強力なツールになりますが、いくら「いいね!」を集めても売上にはなりません。私たちは、実際に、お店に来て買ってくれるファンを増やしたいのです。
1.概況
ソラノネ食堂は、2011年10月3日Facebookに参加しています。
人気の都市はTokyo東京都、 人気の年齢層35-44歳、合計いいね!は511、7月20日現在、話題にしている人は297人。
ファンの人数は少ないのですが、非常に活性化している良いfacebookページです。
写真に笑顔の人物が多く登場し、自然や料理、子供も多く取り上げられており、とても温かみを感じます。
アクティビティ
1月 「いいね!」と言っている人 21 話題にしている人 11
2月 「いいね!」と言っている人 11 話題にしている人 12
3月 「いいね!」と言っている人 4 話題にしている人 33 チェックイン 7
4月 「いいね!」と言っている人 50 話題にしている人 96 チェックイン 5
5月 「いいね!」と言っている人 79 話題にしている人200 チェックイン27
6月 「いいね!」と言っている人267 話題にしている人575 チェックイン30
7月20日現在 アクティビティ7月 「いいね!」と言っている人36 チェックイン14
2.どうやってファンを増やせばいいのでしょうか?
このfacebookページには、まだ500人程度しかファンが集まっていません。ここまで感じのいいfacebookページなら、もっと集まっても良いはずです。
問題は、いいねをしてくれていてもシェアをしてくれないことです。いいねやコメントでは、既存のページのファンの方には伝わりますが、いいねやコメントをした方の友人などには伝わりません。
広がらないのです。
6月に新規のファンが大量に増えています。
6月は野外コンサートというイベントがありました。
このイベントに実際に来た方を中心に、新規のファンが大量に増えたと思われます。
反対に、7月は既存のファンが待望の収穫の話題で盛り上がりましたが、新規のファンは増えていません。
いいねを増やすのに、イベントの開催が一つの方法です。
しかし、イベント自体の告知をどうするかという問題が残ります。
では、よく言われる「広告」や「懸賞」はどうでしょうか?
■広告でファンを増やせるでしょうか?
基本的には、通販はしていないのでソラノネ食堂に来られる方がターゲットです。
そこで、地元の市、滋賀県高島市のひとに宣伝を出すことにします。
すると、宣伝できる人は、300人程度しかいないことが分かります。
対象者は23000人程度です。
広告をクリックしてくれる確率を0.1%と高く見積もっても、23人だけです。
広告では、ファンは増やせません。
■懸賞ではどうでしょうか?
懸賞はかなりいいねを集めることができます。
しかし、懸賞マニアを全国から集めてしまい、地元のファンを増やすことはできません。
東京以外でのfacebookの普及率は3~4%しかありません。
この状態では、実際にお店に来てくれるfacebookページのファンを集めることはかなり難しいことです。
東京のように普及率が増えてくるのを待つしかないのでしょうか、、、。
では、ファンの間で話題になれば、新規のファンがつられてやってくるのでしょうか?
3.話題になってもファンが増えるわけではない
6月から7月の新規のファンと話題にしている人のグラフを見ます。
すると、6月と7月に話題が盛り上がっている山があります。
しかし、新規のいいねが増えているのは、6月の時のみです。
7月では、話題にしている人が多くなっているのに、新規にファンになる方はいません。
話題になればページが広がり新規のファンが多くなるというわけではないのです。
では、なぜ6月にはファンが増えたのでしょうか?
6月に話題が増えて時期の記事を見ていくと、話題にしていく人が増える前半は、野外コンサートの記事が多く出されているときにあたります。
後半は、Cちゃんという美人のスタッフの記事が出ているときです。
野外コンサートに来た人がfacebookページのファンになった、、、
Cちゃんを見てカワイイなと思った方がページのファンになった、、、
のかもしれません。
では、7月は、なぜ、新規のファンが増えなかったのでしょうか?
7月の話題は、主にジャガイモをはじめとする収穫についてです。
既存のファンが、待ちに待った収穫に関する話題で盛り上がっているといった感じと考えられます。
既存のファンの方が、記事をシェアして友人に広めてくれればいいのですが、、、いいねをしてもシェアはしてくれていません。
これでは、広がらないのです。
既存のもっとも熱心に応援してくれている方に「この記事はいい!」と思われれば、友人にシェアしてくれるかもしれません。
では、誰がもっとも熱心に応援してくれている方なのでしょうか?
どのような記事を投稿すると良いのでしょうか?
Cちゃんに記事を投稿すると一番多くいいねがついています。
Cちゃんの記事を多くすればいいのでしょうか?
4.誰が一番熱心に応援してくれているのでしょうか?
そこで、記事を誰がもっとも熱心に読んでいるのかを見ていきます。
7月の人気記事をつかって誰が読んでいるのかを分析します。
下記に分析に使った記事1~4を右から2段で並べます。
すると、記事ごとの特徴が浮き出てきます。
記事2は一番人気の記事です。
美人のCちゃんに人気が集まり、投稿すれば必ず大量のいいねがついてきます。
しかし、この記事を見た人がほかの記事も見ているかというと、、、そうではないようなのです。
記事4を良いと思った人は、他の記事も熱心に読む人が多いようです。
特に、記事1に共感しているようです。
記事1は幼稚園児さんの記事なので、その親御さん、、、ママさんたちが一番見ているはずです。つまり、記事4もママさんたちが熱心に見ていると考えられます。
記事4は料理の記事です。
一方、記事1,2,3、4すべてを熱心に読んでいる人たちもいます。
多分、他の記事も熱心に読んでいるはずです。
ソラノネ食堂を応援している熱心なファンなのでしょうか?
これらの方の仕事を見ていくと、大学関係者や建築関係、癒し関係の仕事の方で、ママさんではありませんでした。
少しうがった見方かもしれませんが、仕事と関係しているのではないでしょうか、、、。
純粋なファンとは違うかもしれません。
では、一番熱心に応援してくれているのは、ママさんたちと考えていいのでしょうか?
新規のファンが増えたのは6月の野外音楽祭の時です。
この時実際に来てくれたのは、小さな子供連れのファミリーでした。
このことから、小さなお子さんのいるファミリー、特にその中でもママさんがソラノネfacebookページを熱心に応援していると考えて良いと思います。
ですから、
・子供に関連する記事と料理に関する記事を多くし、
・より共感されるものへとブラッシュUPしていく
のが良いと思います。
もちろん、「いいね!」が多い記事はエンゲージランクを上げてくれることを考えると大切です。しかし、いくら人気があっても、本当のファンを見つけ出さないかぎり、売上にはつながりません。実際にイベントに来てくれて買ってくれるのは、これらの熱心なママさんファンです。そして、これらの方の中で広げていっていただくことが、売上UPにつながるのです。 |