お客様がうれしくなる会話とは、お客様を上げたり褒めたるするものではありません。褒められるとうれしいものですが、一番うれしいのは自分の話を熱心に聴いてもらっているときです。
特に、商売でお店の人とお客様という関係では、下手に褒めると勘ぐられてしまいます。
自分の話を一番よく聴いてくれる人を思い浮かべてください。
話をよく聴いてもらった時のことを思い出してみてください。
その時は、どんな気持ちだったでしょうか?
では、日ごろから、その人に対してどのような気持ちを抱いていますか?
大抵の方が、信頼できる、好き、嘘をつかないなどの気持ちを持っていると答えます。
ですから、お客様がうれしくなる会話の仕方とは、相手の方の話を熱心に聴くこと。
相手に自分の話をよく聴いてもらっていると感じさせる方法なのです。
では、どのようなときに、話を熱心に聴いてもらっていると感じるのでしょうか?
相手が自分の話をよく聴いているかそうでないかは、自然と話していればわかります。
話を聞いているときに、他のことを考えていると、相手と目を合わせずらくなってきます。
目や、態度、体の向き、頷きや質問などで、なんとなく察するものです。
意図的に、興味もないのに話を聞いているふりをしても、わかってしまいます。
ごまかすことは無理です。
ですから、相手や話に興味を持つことが必要です。
「小さいときはどんな子供だったろう?」
「何が一番楽しいのだろう?」
「好きな服や料理は?」
「夢や目標はあるのかな?」
かといって、
雑誌の転職に関する記事を熱心に読んでいるからと言って、「お仕事うまくいっていないのですか?」と話してはいけません。
余計なお世話です。
興味を持つけど、話を聞くだけ。
お客様が話したいときに、話を熱心に聞いてあげる。
無理に会話を作ろうとしてはいけません。
会話をすることが目的ではなく、お客様をリラックスしたいい気分にさせることが目的です。
会話はその手段です。
ですから、会話をしたいと思っていない時には、することは逆効果です。
すると、お客様が話したいときに話せるようにしなければなりません。
そのためには、私たちは話しかけやすい人であることが必要です。
話しかけやすい人とは、優しそう、親切そう、いつも笑顔、笑顔で挨拶、せかせかしていないで余裕を感じる人です。
反対に話しかけにくい人とは、 仏頂面で目つきが鋭く、表情が硬く愛想笑いする。また、忙しそうでピリピリしているひとです。
ることで柔らかくなります。
話しかけやすくなるには、笑顔を絶やさず、ゆっくり余裕をもって動くようにします。
また、白やパステルカラーなど柔らかい色の服を着て、場合によっては眼鏡をかけることも効果的です。
そのうえで、話しかけられたら、お客様の話を興味を持って熱心に聞くことです。
この時、お客様は、会話をしていてうれしくなっています。
もし、敢えて話題にするとしたら、子供のころの話です。
子供のころの話は、対話の二人の距離を縮めてくれます。
流行った遊び、よく見たテレビなど、懐かしくて会話が盛り上がります。
世代が違っても、逆に面白いものです。
お客様が一番うれしく思う会話とは、自分がいい気持ちで話している会話です。褒めることではありません。褒めることも効果的ですが、相手に喜ばれるように的確に褒めるのはとても難しいことです。
話下手の方が、会話でお客様をうれしく思わせるには、短い時間でもいいので、世界で一番話を聞いてあげ人になってあげるのがもっとも効果的です。 また、笑顔で気持ちのいい挨拶、明るい服装でゆったりした動を心がけ、「いつでも話しかけていいんですよ」といった雰囲気を醸し出しましょう。 |
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