飲食店がFacebookページで固定客を増やしている7つの事例

飲食店がFacebookで固定客を増やすのに最も効果があるのは、なんと言っても本当に嬉しそうなお客様の笑顔の写真です。ここでは、成功している7店の実例を紹介しています。

1.固定客の数が売上を決める

東京の新宿や渋谷など遠方からも多くの人が集まるところの飲食店は、採算さえ取れば広告をバンバン打って新規のお客様をどんどん集めていくことでお店をやっていくことはできます。
しかし、地域で商売をしている飲食店の場合にはそうはいきません。
どのくらい固定客をつかめるかが勝負所です。

 

1)では、新規のお客様は、何回来たらその後も自然と続けて来るようになるのでしょうか?

よく、「新規のお客様が3回来れば固定客になる確率が凄く上がる」や「10回来れば固定客になる」と言いますが、広告のフリークエンシー・モデルでも広告が認知されるまでの回数は8 ~ 10回となっています。
お店や地域によって大きく異なるので、ここでは6回来れば固定客になるとしましょう。

 

2)では期間は?

21日で行動は習慣化する(形成外科医Maxwell Maltz博士は、手足などを失った人が損失に適応するには平均21日かかることを発見したことから来ている)と言う人もいますが、ロンドン大学のPhillippa Lallyの実験では、腹筋など大きな動作を伴う面倒くさいことを習慣にするには、100日掛かっています。
ですから、平均で3ヶ月掛かるとしましょう。
つまり、3ヶ月間の間に6回来てくれれば、固定客になるのです。月に平均2回の来店です。

 

3)また、とにかく3回来させることも重要です。

Phillippa Lallyの実験でも、初期の行動はその後の習慣化に大きく影響することが分かっています。
実際、池袋東武デパート内の固定客が多い床屋では、2回目に来たお客様には、いきなり、帰りの精算時に代金をサービスしてあげるサービスをしています。
驚いたお客様は、大抵、もう一回は来てくれます。つまり、2回来たお客様の多くが3回は来るように仕掛けているのです。
3回来ればその後も続けて来てくれるようになるのです。

 

4)TOP3に入っていないと消えてしまう

3回来てくれれば、あと3回、合計で6回来てくれるように工夫するだけです。
例えば、6回来ると1回無料になる回数のカードや、なにか記念品がもらえても良いです。
しかし、いくらカードを渡しても、お店のこと自体を忘れられてしまってはおしまいです。
つまり、忘れられないようにすることが3回以降、最も大切な対策なのです。
忘れられないようにするよくする方法ですが、、、お礼状やDM、季節の葉書などを送りますよね。
手書きで出すのが効果的なようです。
実は、この手紙の代わりになるのが、お店のFacebookページなのです。

一方、お客様は「今日は外にごはん食べに行こう」「飲んで帰りたいな~」と思ったときに、せいぜい2,3店舗しか思い出せません。
5店舗思い出す人などはいません。
つまり、自分のお店が、思い出すこの2~3店舗の中に入っていないと、忘れられたままになってしまうのです。

 

5)Facebookで忘れられないようにする

これに対し、Facebookページでは毎日写真とコメントの記事をUPしていきます。
1回の記事のUPでは、ページ自体にいいね!してくれている方の16~20%にしか記事は届きませんが、記事を1日に2回UPし、お客様のコメントにも返事も書くことで約半数の人に見てもらえます。
ページにいいね!してくれている方全員に、2~3日に一回は記事が届き、少なくても4、5日に一度は記事を見てもらえているということになります。
これによって、忘れられないお店になることが出来るわけです。

 

6)Facebookページは葉書の代わり

こう考えていくと、いいね!が多ければ固定客も増えるように思えます。
しかし、いいね!だけを増やしても固定客は増えません。

単純にいいね!を増やすだけなら方法はいくつかあります。
きれいな写真を投稿する、投稿する時間帯を選ぶ、毎日2~3回投稿する、美人の写真を投稿するから、懸賞を開く、クーポンを発行する、いいね!プレゼントをするなど強力な方法もあります。

Facebookページは葉書の代わりなのです。
固定客の欲しいお店にとって、実際にお店に来ていいな!と思ってくれたお客様しか意味がないのです。
東京のお店のFacebookページを、沖縄の方が見ていいね!してくれても、固定客にはつながらないのです。
チェックインも同じです。
よく、チェックイン件数が多いのに、いいね!が少なかったり話題にしているひとが少ないページをよく見かけますが、これは、チェックインクーポン目当てのお客様ばかりだということです。
単にチェックイン数を増やしただけでは、いいね!は増えませんし、固定客にもつながりません。

 

2.では、飲食店の場合、どのような記事を投稿すれば良いのでしょうか?

1)ひとつはシズル感満載の写真です。

Facebookの投稿写真を見ただけで食べたくなる、食べに行きたくなることが必要です。
例えば、「かにと言えば北釧水産」 https://www.facebook.com/hokusen
見ただけで「わ~旨そう、、、でも高くて買えない、、、」と思える写真でずっと惹きつけておいて、突然、ポーンとキャンペーンを投げ込んできます。
すると、一気に「この値段なら買える! 買った~」と食いついてしまいます。

カニ

 

・「豚組 しゃぶ庵」 https://www.facebook.com/butagumi.shabuan

シズル感のある写真がバンバン載っています。これを毎日見せられると、肉を食いたいときには、会社帰りについお店に寄ってしまいます。

豚

 

2)もう一つは、最も大事なのが、お客様の満面の笑みの顔が出ている写真です!

お客様が盛り上がっている様子がでていれば完璧です。
Facebookを見ている他の常連さんは、楽しそう!、美味しそうに食べている!といった雰囲気に惹きつけられます。
自分も参加して楽しみたい、味わいたいといった気持ちをかき立て、「また、行こう!」と思わせます。

 

3.7つのFacebook ページの事例

1)記事の写真が料理のみのFacebook 

常連さんがしこたまいるところからfacebookページをスタートさせたラーメン一発
https://www.facebook.com/ipatu.ramen

ここは料理のみですが、投稿した写真にいいね!566に対して150近くのいいね!と4件前後のコメントが来ます。
固定客が多くみんなに応援されているのが好く伝わってきます。

ラーメン一発

 

 

2)記事の写真が運営者と料理のFacebook

店長おすすめネタにみなが反応する 寿司みなと
https://www.facebook.com/sushi.minato

毎回、店長が持っている美味しそうな寿司ねたの写真をきっかけに、コメントが多く書き込まれています。
寿司みなと

 

3)記事の写真が運営者と料理、、、たまにお客様も出ているFacebook

友達のような対話で楽しい雰囲気が伝わってくる 居酒屋まつり
https://www.facebook.com/izakayaMATURI

キャンペーンや良い商品が入った日、その他出来事が起こったとき、開店前に投稿し、お客様のコメントにはすべてひとつずつ友人のように返答しています。

居酒屋まつり

 

4)記事の写真が運営者とお客様のFacebook

歯科医院なのですが、医院長が、チェックインしてくれたお客様と一緒に写真に撮ることでFacebookに載せる方法もあります。

まなぶ歯科 https://www.facebook.com/dentakun

医院長が積極的に記事を投稿したり自分から写真に出たり、お客様と一緒に写ったりと非常に積極的に活動しています。
居酒屋の店長のように面白キャラではないのですが、まじめで明るいキャラが好感です。

まなぶ歯科

 

5)記事の写真がお客様のグループばかりのFacebook

お客様が料理たべながら盛り上がっている様子だけを撮っている 「焼肉工房 つるまさ」

https://www.facebook.com/pages/%E7%84%BC%E8%82%89%E5%B7%A5%E6%88%BF-%E3%81%A4%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%95/223441467735637

美味しい肉を食べながら友人と楽しんでいる雰囲気がリアルに伝わってきます。
「今日は○○さんが来てくれました!」と、来店してくれたお客様に感謝することで、多くのお客様に支持されている感じが、毎日伝わってきます。
来店してくれた会社を宣伝、近所のお客様をFacebook上で紹介し、ここでお友達になっていることも伝えています。
どのような人が来ているのかがよく分かり、常連にものすごく人気があるのかが伝わってきます。
こんな風にお店の営業が出来ると楽しいでしょうね~。

焼肉工房つるまさ

 

6)記事の写真がひとりの客ばかりのFacebook 

飲食店ではないのですが、参考になるので。

是非。

月に5人、facebook経由で新規顧客を取っている美容院 mignonmaison
https://www.facebook.com/mignonmaison

ここはFacebookをかなり使い込んでいてます。
帰り際に写真撮りの声をかけ、撮った写真にはタグ付けし、個人のFacebookでもお友達になるようにしています。
また、チェックインはほぼ毎日、店長が自分の個人ページに投稿する時に自分で押し、お客様がチェックインする時にすぐに表示されるようにしています。

押し上げの美容院mignonmaison

 

7)記事の写真が運営者とスタッフとお客さんと料理となんでも出ているFacebook

233しか「いいね!」はないのですが、毎回、写真と写真についているコメントがとても充実していて、やる気がみなぎっているのが伝わってきます。

鳥っぱ https://www.facebook.com/torippa

運営者、店長、スタッフ、食材、料理を作っている様子、お客様、小道具を使った面白い様子などが縦横無尽に出てきていています。
1つの記事につく「いいね!」も、ページ全体の「いいね!」が233に対して46前後もついており、233の20%にもなっています。
これは、投稿記事を見たひと全員が「いいね!」しているような感覚です。
お店とスタッフとお客様が一体になっていることがよく分かります。
鳥っぱ

 

→ これらのお店は簡単にお客様の写真をアップしていますが、実際、お店でお客様に写真を取らせてもらうにはどうしたら良いのでしょうか?


工藤 英一

About 工藤 英一

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
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2 Responses to 飲食店がFacebookページで固定客を増やしている7つの事例

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