一目で買いたくなるパッケージデザイン方法

お客様は、店頭で商品を一つ一つじっくり見ません。全体をぱっと見て、一瞬で、気になるものだけに反応しているだけです。その一瞬で、いかに商品の魅力を感じさせ買いたいと思わせるかが、パッケージデザインの役割です。

ターゲットを絞り込んで、そのターゲットに商品の強みや魅力を一瞬で伝えるのがパッケージデザインです。一瞬で気付かせ → つぎに理解させ → そして欲しいと思わせる。

まずは、以下の6つのポイントで、パッケージデザインの企画ををチェックしていきます。

①ターゲットが絞りこまれているか?
②商品の強みが明確になっているか?
③店頭で、多くの商品の中で目立つか?埋もれずに印象に残るか?
④ロゴやカラーなどが、企業イメージと関連づけられているか?
⑤その商品のカテゴリーらしさが守られているか?
⑥商品の魅力と強みが一瞬で伝わっているか?
⑦ターゲットの特性と合っているか?欲しいと思わせられているか?

 

 

パッケージは、形、素材、表面の加工、デザイン、ネーミングなどからできています。

以下のパッケージデザインの紹介ブログ、面白いデザインのパッケージが多く見れます。

http://lovelypackage.com/
http://www.thedieline.com/blog/category/industry-food

形状、材質、加工、ネーミング、デザインなどについて、見てみると参考になります。

 

 

以下に、年齢や性別などによる、デザインへの反応の特性を載せています。

男性は保守的で、女性は先進的です。高齢になると、より商品の中身を見るようになり、やわらかく馴染んでいるものを好むようになってきます。

■高齢者の特性

シニアの男性は、持ちやすくて懐かしいデザインを好む
シニアの男性は、握りやすそうなもの、持ちやすそうなものを好む
シニアの男性は、パッケージにある中身の写真を吟味する
シニアの男性は、成分表示を見る
シニアの男性は、色に対して反応しにくい
シニアの男性は、機能を訴求している商品に反応する
シニアの男性は、手書き風文字が好き
シニアの男性は、見慣れて安心感のあるデザインを選ぶ
シニアの男性は、食品では青のパッケージを避ける(塩分が高そうな印象を抱くためらしい)。

シニアの女性は、黒を基調にしたデザインを好まない
シニアの女性は、鮮やかで強い印象を与える色を避ける
シニアの情勢は、やわらかい色を好む
シニアの女性は、洗練されたデザインが好き
シニアの女性は、食品では青のパッケージを避ける。

 

■男性の特性

男性は、濃厚なものが好き
男性は、GやMの音を子音とするどっしりとした響きを好む、年齢が高くなるにつれこの傾向は強くなる。
男性は、どっしりとしたパッケージを好む。
男性は、黒が好き
男性は、コクが好き
男性は、白が一番大好き
男性は、赤も好き
男性は、味の濃さを印象付ける表現に強く反応する
男性は、見慣れた親しみのある書体が好き
男性は、ロゴや書体に注目する(全体はみない)
男性は、使い慣れたものや見慣れたものを好む

中年男性は、ブランドを好む ブランド名やエンブレムを見て買っておりブランドロゴが重要

若い男性は、常に身に着けるようにして持ち歩くものに対して高い質感を求める
若い男性は、細部にまで作り込んであるものを高く評価する
若い男性は、楽しげなイメージを好む
若い男性は、青みが強い緑がすき=刺激を求める
若い男性は、震災後、緑からピンクへ好みの色が変わっている ピンクは絆をイメージさせる

 

■女性の特性

女性は、高性能で小型を好む
女性は、白が好き
女性は、滑らかさに惹かれる、シルキーな流体の絵が好み
女性は、明朝体や筆記体などの品格を重んじる書体を好む、
明朝体で書かれた文字に強く反応し、太めの力強い明朝体になるとさらに強く反応する
女性は、黄色と紫が平均的に好き
女性は、白が大好き
女性は、赤が好き
女性は、黒を2番目に、3番目に黄色を支持する
女性は、洗練・高級感を求める(安心感などは求めない)
女性は、遊び心を感じるイメージ表現を好む
女性は、コップに入ったお茶などの流体の絵に反応する
女性は、全体の印象を気にする
女性は、新しいものを好む
女性は、形や色を見ている
女性は、震災後、緑からピンクへ好みの色が変わっている

若い女性は、パッケージを見たときに絵の部分に反応する
若い女性は、シンプルで分かりやすいモチーフが使われている絵を好む
若い女性は、絵本の挿絵のように手描きで温かみあるイラストを好む
若い女性は、楽しげなイメージを好む
若い女性は、緑色がすき
若い女性は、機能の高さを感じさせる銀色のパッケージが好き

 

 

以下に、色や大きさなどによって、どのように受け止められるかの特性を載せています。

色には、それぞれ見た人に与える印象があります。また、具体的なものを連想させる傾向がります。赤ならトマトやイチゴ、青なら海、空、ピンクなら桜などです。しかし、他の色と組み合わせるとその性質が変わってしまうことがあります(白など)。そのため、横に並べられる他社の商品の色の影響が避けられません。

■色の特性

青は、塩味が強そう、あっさり、後味がさわやかな感じを与える
青は、基本的な性能の高さを強調する
ピンクは、甘みを強く感じさせる
緑は、あっさり、さわやかで青より酸味を強く感じさせる
黄は、まろやかさやとろける印象を与える
黒は、コクや高級感、素材の上質感を与える
赤は、商品の香りを引き出す
緑は、食品の香りの高さを消費者に伝えるのに役立つ
濃い青は、食品の濃厚さを伝える(紅茶の香り、苦味、クリームの濃さ)
青みが強い緑は、強い刺激を感じさせる
白は、砂糖やクリームを連想させる
赤と一緒に白を使うと、甘さがなくなり、さわやかさや新鮮さの印象を与えるようになる
赤い色を使いながら甘さやまろやかさを印象付けたい場合には、アイボリーやクリーム色を使う
銀は、高い機能性を連想させる
金色の文字・大きく描かれた絵・プレミアムというネーミングが、品質の高さ、中身の濃さ、素材、高級感を連想させる

 

■その他

容器の小型化は、高い価値を商品に与える。
小型で青のパッケージは、性能の高さや高級感を強く感じさせる
商品名など文字が大きくパッケージにレイアウトされていると、力強く効きそうという印象を与える
機能性を訴求する商品の場合、高級感と文字を力強く全面に出すことが重要となる
形状に丸みがあると、見た人は安心でき受け入れやすくなる
中が見えないと、高級感を抱く

 

■組み合わせ

赤、青、白の3色の組み合わせは、バランスの取れた印象を作る
四角は固さと力強さを感じさせ、その中を紺色で埋めるとシンプルで知的になり、文字を白抜きすると文字が浮き立ってきて一気に認知度がアップする(GAPのロゴ)

金色の文字、大きく描かれた絵、プレミアムというネーミングが、品質の高さ、中身の濃さ、素材、高級感を連想させる

白は泡を、青は洗濯した後のすっきりさを、金は豊かさと満足感を連想させます。さらに、ダブ(Dove)の発音は「ラブ」に似たており、愛着を感じさせる(洗剤のDoveのパッケージ)

 

以上から、パッケージデザインは、誰をターゲットにしているのかによって全然作りが違ってくることがわかります。

 

■記憶に残るデザインを作る

人には無意識に魅かれる色があります。
それは「体にある色(赤や白、黒)」「食べられる色(赤や黄色や茶色)」「花の色(ピンクなどいろいろ)」「空と水の色(青)」です。こうした色を使うと、見た人を惹きつけることができます。

また、人が飽きにくい色というものがあります。
青と茶色です。青には、開放感、安心、自然をイメージさせ、茶色には、安心、リラックス、大地の力の印象があります。食品や家具などの身の回りの商品において影響力の強い色です。さらに、疲れにくい色というものがあります。白・黒・銀色です。

これらの色を組み合わせてパッケージをデザインすることによって、記憶に残るデザインを作ることができます。

パッケージデザインの3本柱1.周囲の商品のデザインと全く違うこと(周りが白なら黒、四角なら円)
2.ターゲットの特性に合っていること(男性女性、シニア、など)
3.伝える商品の魅力を1つに絞り込み、色、音(語感)、形の組み合わせで強烈に伝えていること(一瞬に伝えられるのは1つだけ)

 


工藤 英一

About 工藤 英一

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
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