費用をかけずにお店をリニューアルする方法

 

店舗のリニューアルをしたいのですが、費用はあまりかけられません。今置いてある商品をそれぞれの役割にしたがって並べ替え、動線は単純にして什器の配置を変えることで対応します。

1.商品の構成を整理する

よく売れる商品を目立つって取りやすくし、売れない商品はひっこめるのが原則です。
また、ポイントカードなどの購買履歴があれば、正確に個々の商品の役割見ていくことができます。
もしデータを取っていないのであれば、レシートを集め計算していきます。
お得意様がどの商品を買っているかは、各自で思い出していきます。
※最後は、お得意様に絶対に置いておいてほしい商品を聞きましょう。

 

商品には、下記の種類があり、それぞれ役割があります。

①定番商品:黙っていてもよく売れるもの
②関連商品:よく売れる商品と一緒に買われることが多いもの
③おすすめ商品:売りたいもの
④底支え商品:売れないけどないといけないもの 店の専門性や格を印象付けているもの
⑤アンカー商品:数は出ないけどお得意様が必ず買うもの
⑥誘客商品:新規のお客様の気を引く商品 話題性 目立つ 季節
⑦それ以外の商品

 

①定番商品:黙っていてもよく売れるもの
商品を、売上高と販売量で、それぞれ順位をつけていきます。
売上金額の70~80%を占める商品を出し、その中で、長年売れ続けてきた商品を定番商品とします。

②関連商品:よく売れる商品と一緒に買われることが多いもの
大抵、定番商品を買うときに一緒に買う商品があります。
購買履歴と観察することで、一緒に買うことが多い商品を見つけていきます。

③おすすめ商品:売りたいもの
話題になっている商品、良いと思う商品を選びます。
いいPOPを考えつことができる商品がおすすめ商品です。

④底支え商品:売れないけどないといけないもの 店の専門性や格を印象付けているもの
そのお店のこだわりや、専門性を表す商品です。
サイゼリヤで言えば、イカ墨スパゲッティーみたいな商品です。

⑤アンカー商品:数は出ないけどお得意様が必ず買うもの
お得意様がいますが、1年を通して必ず買っていく商品です。
たとえそれが死筋商品であっても、必ず置いておきます。
お得意様が満足する品揃えが最優先です。

⑥誘客商品:新規のお客様の気を引く商品 話題性 目立つ 季節
利益は度外視して、お店の前を歩いている人たちを立ち止まらせる力のある商品です。
話題性がある。珍しい。きれい。不思議。考えられないほど安い。

 

 

2.レイアウトを変えます

お店内の動線は、単純にします。

お店は楽しい雰囲気があり、入りやすく出やすい感じが大切です。
新規のお客様を増やす入口は、どれだけ多くのお客様が一度はいいてくれるかにかかっています。出やすいお店だと、躊躇せずに入ることができます。
買うときにはレジを通って出られ、買わない時にはレジから見えないで出られるようになっていると、入りやすくなります。
店頭部分にファンシー・コーナーを設け、その部分だけは曲げたり斜めに歩かせる動線計画を立てます。

入りやすさでは、お店の人が最大の障害物です。
お店の人が進む線上にいたり、目があってしまうと入りにくく感じます。
そのため、レジの位置は、店の前で入ろうか迷っているお客様に対し横向きにし、入り口の向かって左横に置くのが普通です。レジを兼ねたカウンターの周囲には、安くて数の出ている商品を置くようにします。

顧客満足調査によると、また行きたくなるコンビニエンスストアーとは、居心地の良いお店だそうです。スーパーマーケットでも百貨店でも同じ傾向が出ています。
お店には、居心地がの良さが求められているのです。お客様はお店に長くいればいるほど買う金額が多くなります。
一方、お客様も居心地が良いお店でゆっくりしたいのです。

リニューアルでは、居心地の良いお店づくりを目指すのが正解です。

 

 

商品の置く位置

①黙っていても売れる定番商品は、店の奥に置きます。これによってお客様を店の奥まで引き込んでいきます。
②よく売れる商品と一緒に買われることが多い関連商品も、定番商品の横、店の奥に置きます。
おすすめ商品は、店頭と定番商品の前と後に置きます。お客様がなんとなく店内をぐるっと回ると、自然と2~3回は目に入るようにします。
③売れないけどないといけない底支え商品は、店の奥の目立たないところで大丈夫です。あることが大切です。
④売れないけどお得意様が必ず買うアンカー商品も、目立ったないところで大丈夫です。お得意様はよく知っています。
⑤新規のお客様の気を引く誘客商品は、もちろん店頭に山盛りで置きます。店頭でお客様の気を引くのがこの商品の仕事です。
⑥また、奥にも買わないけど見て触ってみるのが楽しい商品を置いておくと、売上が伸びます。
楽しい気持ちのさせることが大切です。

 

フェイスの面からいうと、

定番商品とその時よく出ている商品は、フェイスを大きくして一番取りやすいところに置きます。
反対に、売れない商品は、フェイスを小さくして取りにくいところへ置いておきます。
取りやすいかどうか、目につくかどうかはお客様ごとに変わってきます。
大人なら、下から1~1.5m、小学生なら50~100cmが取りやすく目につきやすいところです。
高級に見せる場合には、展示で余白を大きくとります。商品の上下左右のスペースを大きくとり、照明もスポットで周囲よりも明るくします。

 

掃除

お店を徹底的にきれいに掃除します。お店が新しいのも良いですが、徹底的に掃除されていたり磨き上げられていると、それだけで商品を大切に扱っているいうに感じます。床や商品のゴミやホコリ、ガラス拭き、入り口のカーペット、一度お客様になたつもりで歩いてみて見えるものを把握することが必要です。

 

照明

店舗の照明を明るくします。天井の蛍光灯を拭いたり、新しいものにしたり、ワット数を上げたりすることで、店全体を明るくできます。
お客様は明るいところに寄ってきますので、店頭は、店内の明るさの1.5倍くらい明るくし、店奥も1.5〜2倍くらい明るくします。

 

 

顧客満足調査によると、また行きたくなるコンビニエンスストアーとは、居心地の良いお店だそうです。スーパーマーケットでも百貨店でも同じ傾向が出ています。

お店には、居心地がの良さが求められているのです。
お客様はお店に長くいればいるほど買う金額が多くなります。一方、お客様も居心地が良いお店でゆっくりしたいのです。

リニューアルでは、居心地の良いお店づくりを目指すのが正解です。

 

 

 

 

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工藤 英一

工藤 英一 について

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
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