新商品開発 第2章4)東急ハンズとロフトのバイヤーへの売り込み方

バイヤーが新商品や業者に求めることは、ヒットする芽を持っていること、販売データや他の商品に関する情報、お店側の要望に応じた生産と納品が確実に行える裏付けです。

 

2章 新商品の販路を切り開く!

4)東急ハンズとロフトのバイヤーへの売り込み方

■新商品も売り込みは、東急ハンズ新商品の紹介サイトからおこないます。
https://www.tokyu-hands.co.jp/company/sinsyohin-01.html

申し込んでから2週間で返事がなければ、残念ながらダメだった可能性が高いです、、、。

東急ハンズ

 

東急ハンズは全国に28店舗ほどあります。

以前は、フロアの担当者が商品の仕入、企画・開発からコンサルティングを伴う販売までを一貫して行っていましたが、経営が苦しくなって以来、共通商品を中心に基本的に本社一括仕入れになってきています。

全国の中でも、特に取引が活発なのが新宿と渋谷と池袋店です。

この3つで採用しもらえれば、他の店舗でも取り扱ってくれます。

交渉では、この3店舗のうちどこかで取り扱っていただけることを狙って提案していきます。

 

■ロフトも同じでように新商品の紹介サイトからおこないます。
http://www.loft.co.jp/openbuying

ロフト

 

ロフトも全国に83店舗あり、うち下記の15店舗が大型店で、大型店で採用されることがひとつの目標です。

渋谷ロフト、池袋ロフト、有楽町ロフト、吉祥寺ロフト、立川ロフト、横浜ロフト、千葉ロフト、船橋ロフト、大宮ロフト、札幌ロフト、梅田ロフト、あべのロフト、京都ロフト、神戸ロフト、天神ロフト

 

■ロフトの強み
バイヤーは、マーケット情報、仕入れた商品の特徴、仕入れた根拠となる仮説、売り方や扱い方のアドバイス、相場動向、相場と商品の関連性などを、売り場に情報として与えるのが仕事です。

たとえば、今年の各地の気候状況から、

「今の時期はここの産地のブドウが甘くておいしいので、バイヤーとして仕入れてみた。だから、それをきちんと POP で表示して売って欲しい」

とか、出始めの時期と旬の時期の値引きはどう考えればよいのか、といった情報です。

 

ロフトは、普段の生活にプラスアルファを彩る商品を売っていますが、ある意味、どこの店でも売っている商品ともいえます。

しかし、どこよりも早く売っています。

「いかに他社に先駆けてお客様のニーズを掴み、国内外の取引先から商品を集めきり、全国の店舗で広め、それがヒット商品になる頃には次の新たなお客様のニーズを見つける」というサイクルを、どこよりも速く繰り返すのが強みになっています。

他社が販売を始めた頃には既に販売を打ち切っているケースも多く、このスピードを支えているのがロフトのバイヤーたちです。

 

例えば、スマートフォン用アクセサリの場合

「以前の携帯電話のアクセサリと同じ流れが来るだろうと予測し」、徐々にデザイン性が高いもの、遊びのある商品を徹底的に集めていき、売り場を成功させています。

これが可能となっている主な理由は、回転の速いバイヤー、1000社の取引先による商品供給と情報ネットワーク、それに、売りたいものを必要な数だけ仕入れ形態があるからです。

 

■ロフトのバイヤーが新商品や業者に求めることは、

・ヒットする芽を持っている商品
・販売データや同様な他の商品に関する情報
・ロフト側の要望に応じた生産と納品が確実に行える裏付け

です。※これは、ロフト以外でのお店でも求められることです。

 

■新商品を求めている小売店は数多くあります。

これらのお店に新商品の提案の申し込みをするときに、

・地元での販売データがあり、
・他社と比べて違う点が明白で、
・協力業者や運用業者の会社名と担当者名も一緒に書いて出す

ことで、バイヤーの安心させながら興味を引くことができます。

 

 


■全国商工会議所用小冊子WEB版 「新商品新サービス開発&販路開拓」  目次
第1章 新商品開発の非常識
1)他人が欲しがるものが新商品
2)スティーブジョブスのすごい妄想力?
3)買って使って感動してまでが新商品開発です
4)本当に良い新製品を開発できたと思ったらアメリカで売りましょう
5)新商品のこえるべき3つの絶壁
6)いくら宣伝しても「売れない商品」は売れません
第2章 新商品の販路を切り拓く
1)9つの販路開拓成功物語
2)販路開拓の基本のキ
3)バイヤーに会う方法と小売店に直接売り込む方法
4)東急ハンズとロフトのバイヤーへの売り込み方
5)バイヤーは常にヒットの芽を探しています
6)ヒットするのはバイヤー目線よりお客様目線
第3章 新商品のコンセプトを作る10の方法
1)トレンドを無視してヒット商品はつくれない
2)新商品を開発するときの3つ基本戦略
3)不満・悩みから新商品を考える方法
4)ヒット商品から新商品を考える方法
5)他人のアイディアから新商品を考える方法
6)「変わった使い方をしている方」を見つけて新商品を考える方法
7)ヒットのパターン例から新商品を考える方法
8)オズボーンのチェックリストを使って新商品を考える方法
9)新サービスのコンセプトの作り方
10)キーワードから新サービスを考える
11)最も強力な新商品の開発方法 「すべて真似る」
第4章 すごい製品を開発する
1)新商品開発でどのコア技術を磨けば良いのでしょうか?
2)定食屋さんやケーキ屋さんの新商品開発のコツ
3)常連さんを増やすことをダイレクトに狙った新商品の開発方法
4)新サービス開発を成功させる要
5)ヒットメーカーはすごい技術を外から持ってくる
第5章 すごい製品をヒット商品に仕上げる
1)製品を売れる商品に作り込んでいく
2)90点になるまで絶対にあきらめない
3)新商品のネーミングと隠喩
4)短時間で簡単に誰でも良いデザインを作る方法
5)新商品に高い信頼性をつける
6)正しいお客様をとことん楽しませ話題を作ります

 

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工藤 英一

工藤 英一 について

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
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新商品開発 第2章4)東急ハンズとロフトのバイヤーへの売り込み方 への4件のフィードバック

  1. ピンバック: 新商品開発 新商品のネーミング | 新商品開発 | 商売に必要なノウハウをすべてのひとに!

  2. 古賀治風 のコメント:

    幼児用の木製乗り物玩具です。
    まもなく量産が始まります。
    販売協業は可能でしょうか。
    ご興味があれば連絡ください。

  3. 松村昇 のコメント:

    容器にシャンプーやリンス、ボディーソプを詰め替えをしないで済む容器を考案してあるのですが、是非ご検討願います。

  4. 木村 勝 のコメント:

    初めまして、木村と申します。宜しくお願い致します。
    (内容)約3年前に「箸」の特許を取得して間もなく量産を開始したいと
        考えています。
        「箸」は商品登録を済ませ「くっつきばし」としました。
        この箸は、名前のように上下左右に着脱可能で、今までの考え方
        であれば、割箸と思われますが基本的な考えは全く違います。
    (ご相談)
        量産までの費用が非常にかかり、安価で販売は可能でしょうか?
        また、何か方法があれば教えて頂けないでしょうか?
        

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