実店舗の宣伝の柱は店頭です。その次が、店内POP、陳列になります。また、安売りのポイントは、売りたいものを安くするのではなく、日頃から売れていて数が出ているものを安くするのがポイントです。女性起業塾では、地域で商売をするための宣伝方法を考えます。
1.お店の宣伝のポイントは店頭
店舗の宣伝ですが、POP、キャッチフレーズ、本音アンケート、接客方法などは、このHPの人気記事を見ていただければ参考になると思います。
例えば、POPを全然書いたことがない人なら、POPITで遊んでみるのも面白いです。
アマゾンで売っている商品にPOPをつけることができます。
POPのセンスを磨きたいと思うのであれば、ビレッジバンガードやドンキホーテに行ってみるのが良いと思います。奇抜なものも多いのですが、ドキッとするものも多く勉強になります。
特に、いろいろな種類の商品をテーマでひとまとめにして、コメントをつけているのは勉強になります。同じ商品でも、見方や使い方をかえることで、こんなにアピールすることができるんだと言うことが分かります。
お客様は半径500mなので、お店の前を歩く人に対するアピールが決め手です。
また、むやみに道路に看板を置けないので、店頭に旗を置くことなども考えるべきです。
動いているものは遠くからでも目に付きますので。
店内では、POPが大事になってきます。
POPは、お客様の気持ちを動かすことが大切なので、実際に自分で使ったり食べてみたりして、自分の気持ちをみながら、それを言葉にすることが大切です。頭で考えると説明的になり、表面的な言葉になってしまいがちです。
2.安売りするのに売りたいものを安くしてはいけない
できるだけ避けていただきたいのですが、どうしても安売りをするのであれば、セオリーがあります。
売りたい商品を安くしてしまってはいけません。
売りたい商品を安くしても、、、お客様は集まりません。
安くするのは、日頃から売れている商品の中で、数が出ているものです。
その商品の価格を安くします。
すると、お客様が多く来ます。
そこで、集まったお客様に、本来こちらが売りたい商品を買っていただくのです。
ですから、安売りで売りたい商品を売るためには2段構えになり、ちょっとした工夫が必要です。
例えば、抱き合わせ販売なども方法です。
3.全国で有名になる必要はありません
広告と広報のポイントは同じです。
地域の人にアピールできれば良いので、全国の人にアピールする必要はありません。
全国的に有名なお店になる必要はないのです。
ですから、地域の媒体で良いです。
注目は、郵便局。信頼度が抜群です。
道に設置されている掲示板も捨てたものではありません。
目立ちませんが、高齢者やママさん達は意外とみています。
さらに、フリーペーパーの「ぱど」なども地域を細かく分けて配っています。
■郵便局宣伝ポスター
4.地域で宣伝したければ自分で配ることが基本
地域で宣伝する場合、まずは自分で配ることが基本となります。
半径500m内にどのような家があり、どのくらいの収入の人が住んでいるのか。
ファミリーが多いのか単身が多いのか?
年齢層は?
地域によっては、若いファミリーと高齢者が混在しているところもあります。
また、道を一本隔てただけで、雰囲気が変わるところも少なくありません。
大道りや線路でなく、普通の片側1車線の道でも、こちらとあちらでは雰囲気ががらっと変わっている場合があります。
また、ポツンポツンと面白い若い方が経営しているお店ができはじめている地域もあります。
この場合には、周辺のお客様の層が若くなってきていると考えられます。
また、チェーン店も見逃せません。
最も最初にその地域の将来変動を予測して出てくるのが、チェーン店です。
例えば、自転車販売の「あさひ自転車」のお店が出てきたら、ファミリー層が増えてきていると考えられます。
次に、ガストが出てきたら、地域のファミリー層の収入が予想できます。
自分で歩いて、街がどのように変わってきているのか、変わっていくのかを、直接感じることが大切です。チラシの作成や配布を外注するのは、その感覚が分かってからでも遅くありません。
5.ケーブル・テレビから始めるのが基本
広報したいとき、新聞社やTV、雑誌会社にお願いする考えがちですが、なかなか取材してくれません
地域に知らせることができれば良いのですから、地元のメディア、ケーブルテレビなどで十分です。ケーブルテレビなら、地元で1年間お店をやっていれば、大抵、取材してくれます。また、ケーブルテレビは地元の商工会議所に入っていますので、自分も商工会議所に入り事務局の方にお願いするのも、効果があるかもしれません、、、。
地域で宣伝することで最も重要なのは、地域を自分であるいて見て回り知ることです。 そのために、チラシを撒くときは、外注せず、最初は自分で配りましょう。 Noや記号をふっておいて、地域ごとに効果を測ることも忘れてはいけません。 |