新製品のアイデアを考える方法

 

ヒットする新製品のアイディアは、なかなかポンとは出てきません。既存の商品から、ヒットする要因を使ってひねり出していきます!

 

1.新製品のアイディアは、①発想の切っ掛け(発想をスタートするポイント)から、②材料を活用して考えを展開させていくことで、出てきます。

①発想の切っ掛け(発想をスタートするポイント)
新製品は、今まで誰も見たことも考えたこともないようなものでは、いくら良いものでもなかなか売れません。
今まであった商品の延長上のものが売れます。

発想の切っ掛けには、様々なものがあります。
・過去のヒット商品から考える
・独特(マニアック)な使い方をしているケースから考える
・出た時には売れたのにヒットにはならなかった商品から考える
・業界では良いと言われてたのに全然売れなかった商品から考える
・他業界のヒット商品から考える
・ターゲット顧客が異なっている人気商品から考える
(例えば、子供に人気のディズニーおもちゃを大人向けにしたら、女性に人気のダイエット食品を男性向けにしたら、外国人に人気のゲストハウスを日本人向けにしたらなど)

②考えを進めていく材料
考えを発展させていくには、基本的な知識が必要です。
知識は、ヒットした商品はなぜヒットしたのかを考えていくことで、蓄えていくことができます。

業界の過去のヒット商品を10個程度だし、それらがヒットした要因を考えられるだけ出していきます。
(ターゲット、決定権を持っている人、お金を出す人、人気の機能(塩分やカロリー)、性能(味)、価格、○○感、他者との関連性、操作性、難しさ、時間、必要人数、手軽さ、問題点、人気のあった期間、時代背景など)

③昔のヒット商品、マニアに人気の商品、他業界のヒット商品、ターゲットを変えるなどに、②で考えたヒットの要素を加えていくことで、これからヒットしそうな商品を考えていきます。

 

 

 

2.メンバーが意見を言わない場合には意見を書いてもらう

自分の考えがしっかりしていないと、なかなか自分の意見は言いにくいものです。上手く言うことも難しいものです。そこで、意見が出ない場合には、書いてもらえば意見が出てくる時があります。

・司会者は、参加者に自分の意見を、5×3cm程度の大判のポストイットに書いてもらいます。
・意見は、簡潔に一つのことのみ(「筋肉の増えるダイエット食品」など)を書きます。
・司会者は、参加者の誰もが見えるようにホワイトボードに貼りだしていき、書いた人に簡単に内容を説明してもらいます。
・解説を聞いて質問がある人は、その場で書いた人に聞いていきます。
・このようにして、意見をどんどん貼りだしていき、全員の意見をできるだけ引き出していきます。

・大体意見が出たら、同類のものをまとめる、関連付けるなどをしていきます。
なぜヒットしたのかを考えていくときに、皆が出した理由のカードを同類にまとめることで、ヒット要因が出てきます。また、要因を関連付けていくことで、ヒット商品の構造が分かってきます。

 

 

3.大手企業が開発で使っているTRIZのリストを使うことで、発想を広くすることができます。

1.2.の方法で検討していき行き詰った場合、下記のキーワードを利用してアイディアをひねり出すことができます。
例えば「分ける」でも、色を分ける、味を分ける、場所を分ける、レベル分けする、シーンで分ける、機能を分ける、使う時間を分ける、など様々なことが考えられます。これらのキーワードをヒントに、解決策を考えていきます。

■TRIZリスト
【01】    分けよ
【02】    離せ
【03】    一部を変えよ
【04】    バランスを崩させよ
【05】    2つを併せよ
【06】    ほかにも使えるようにせよ
【07】    内部に入り込ませよ
【08】    バランスを作り出せ
【09】    反動を先につけよ
【10】    予測し仕掛けておけ
【11】    重要なところに保護を施せ
【12】    同じ高さを利用せよ
【13】    逆にせよ
【14】    回転の動きを作り出せ
【15】    環境に合わせて変えられるようにせよ
【16】    大ざっぱに解決せよ、一部だけ解決せよ
【17】    活用している方向の垂直方向を利用せよ
【18】    振動を加えよ
【19】    繰り返しを取り入れよ
【20】    よい状況を続けさせよ
【21】    短時間で終えよ
【22】    よくない状況から何かを引き出し利用せよ
【23】    状況を入り口に知らしめよ
【24】    接するところに強いものを使え
【25】    自ら行うように仕向けよ
【26】    同じものを作れ
【27】    すぐダメになるものを大量に使え
【28】    触らずに動かせ
【29】    水と空気の圧を利用せよ
【30】    望む形にできる強い覆いを使え
【31】    吸いつく素材を加えよ
【32】    色を変えよ
【33】    質を合わせよ
【34】    出なくさせるか、出たものを戻させよ
【35】    温度や柔軟性を変えよ
【36】    固体を気体・液体に変えよ
【37】    熱で膨らませよ
【38】    「そこを満たしているもの」のずっと濃いものを使え
【39】    反応の起きにくいものでそこを満たせ
【40】    組み合わせたものを使え

 

<企画会議の法則>
意見が出ない時には書かせると良い
アイディアは、白紙から描かせるのは難しく、既存の商品をヒントに描かせた方が出て良い※ 意見やアイディアなどの考えは、ポストイットのカードや既存の商品などの見えるものがきっかけとなって作り出されます。

 

 

 

 


工藤 英一

About 工藤 英一

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
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