富裕層向けビジネスのやり方

 

不動産以外の純粋な資産1億円以上の富裕層は、日本国内で147万人、日本の人口の1.2%になります。これは毎年増えています。富裕層にも二種類存在します。親がお金もちであり資産を相続した富裕層と医者や経営者のように仕事で資産を作った富裕層です。人口としては、経営者・医者・弁護士・投資家などのほうが多くなっています。

富裕層の人たちは、情報収集は知人等の口コミを非常に重視しています。そのため、富裕層への宣伝は口コミがメインとなります。DMやチラシでは集客は、まずできないと思って良いと思います。口コミをながせるような情報流通経路を利用する必要があります。

 

富裕層の人たちが口コミを重視する感覚は分かりにくいと思いますが、、、

例えとして、
あなたがベトナムに行ったとします。なんでも価格が日本の1/10~1/20です。こうなると、買えないものはなくお金の心配はありません。現金で払えます。心配なのは、本当に良いものかどうかです。安いものよりも少しぐらい高くても確実に良いものを欲しいと思います。地元の商店の人に聞いてもあてになりません。そんな時、もっとも頼りになるのが、先にベトナムに来ていて同じような生活レベルの日本人です。

地元のベトナムの人から見たら、「お金持ちの日本人は同じお金持ちの日本人に相談ばかりする」という風に映ります。

 

 

■お金持ちの特性はいろいろ言われています。

1.全体的な特徴は、良い人です。

①お金持ちは親切で周りの人を大切にする
②お金持ちは無駄遣いはせずお金を使う
③お金持ちはよく聴いてよく勉強して挑戦する
④お金持ちは注意深く将来を見据えている

 

2.お金に関する特徴は、かなりしっかりしています。

①品質の良い物を長く使いお金を有効に使う
多少高くても、それを大切に長い間使うことで、結局余分なお金をかけないで有効に使っています。例えば、靴でも良い靴を買い修理しながら何年間も使い続けることで、1年あたりの靴にかけた金額を低いものにしています。安いものを買い、毎年買い替えるよりも結局安く済ますか、同じ金額でも良いものを履いて過ごしています。

②価値が下がるものは買わない
資産は、物の価値は時間と共に下がっていくものです。金や宝石や土地は下がりませんが、家や自動車、冷蔵庫もパソコンもなんでもものは、時間がたてば経つほど古くなればなるほど、買い取り価格が下がっていきます。ですから、お金持ちは家を新築で買うことに抵抗があるのです。家は、新築で3000万円でも、15年で価値がゼロになります。築15年の中古の家を買えば、土地代だけで済み、いくら長く住んでも買った価格で売ることができるのです。価値は下がらないのです。

③ローンや借金はしないでキャッシュで払う
ローンでものを買うと、支払額が倍になります。例えば、金利3%のローンで20年払い続けると、支払わなければいけない金額は、借りたお金の約1.5倍にもなります。3000万円の家を20年金利3%のローンで買うと、15年で家の価値はゼロになるのに、4500万円返さなければなりません。1500万も利子として余分に払わなければいけなくなるのです。そして、手元に残っている家の価値はゼロです。売っても1円にもなりません。ですから、キャッシュで払うのです。

 

3.お金持ちへの宣伝方法

日本には、お金持ち専用の唯一のSNSがあります。YUCASEE(ゆかし) http://yucasee.jp/ というSNSです。ここはAbraham Group Holdings Co., Ltd.という会社が2004年に立ち上げ、株主としては、東京海上日動火災保険株式会社、株式会社ジャフコ、みずほキャピタルなどが入っています。

ここでは、会員向けの宣伝を請け負っており、簡単なアドバイスもしてくれます。
ここで宣伝をするのが、最も現実的ではないでしょうか。
(弊社はAbraham Group Holdings Co., Ltd.と何の関係もありません。)

 

 

4.何を売るのがいいのか?

売るものは時計、車、土地、家具、何でも良いと思います。肝心なのは、長い目で見た時に、それがより価値を増していくものかどうかです。

車なら、普通のものはだめです。もっているだけで価値が下がっていきます。もっているだけで価値が上がっていく車なら好まれます。つまり、お得なものではなく、フェラーリなどの高級車の方が売りやすいです。フェラーリは車ではなく、資産として見られている、高く転売できるからです。

土地は当然です。低い時に買って高く売る。事業計画があり10年後に10倍になるのであれば、買う価値があります。

家具も同じです。気に入った家具で、しかも、10年後に値が上がるもの。イタリアなどのアンティークの高級家具の方が売りやすいのです。

しかも、これらをキャッシュで買ってくれます。キャッシュでないと買わないかもしれません。ローンで買っては大損してしまうからです。

 

お金もちは自分や自分の周りを良い環境にするために投資を惜しみません。自分の周りに、自分に好意を持つ明るい人たちを集め、育てようとします。また、長期的にみて資産が増えるものを、最も経費がかからない方法で買い取ります。お金持ちは将来必ず増えるものしか買いません。ですから、資産が自然と増えるのです。 

富裕層ビジネスは、将来資産が増えるものを商品とすればいいのです。キャッシュでどんと買ってくれますので、良い商売になります。しかし、10年後、それを買ったお金持ちの方が資産が増えるのです。

富裕層ビジネスの商品は、お金があれば自分で買いたいものです。

 

 

 

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工藤 英一

工藤 英一 について

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
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