Facebookページで「いいね!」を集めるには、やはり、ハッとするきれいな写真が効果的です。感動するほど綺麗な写真は、放っておいても「いいね!」を集めシェアされていきます。
1.現状
1)丸亀製麺のfacebookページのいいね数は11000以上、1200が話題にしています。
また、ファンの約7割が男性です。
2)いいねの数の割に話題にしている人は10%程度と少なめです。
(※話題にしている人とは、過去一週間の間に、いいねやシェアやコメントをしてくれた人の数)
これは、1週間に10個程度の記事を投稿 1記事について100前後のいいねが付いていることから妥当な線といえます。たぶん、投稿記事数を増やすことやクエッションをすると、一気に話題にしている人の数が増えるでしょう。
3)投稿されている記事はというと、「個人的には良いとは思うけど、知人に話すほどではない。」といった感じです。
同じ丸亀ファン同士の仲間内で話すといった感が強いです。ですから、シェアはしません。
※丸亀ファン以外のひとにも、「ホ~いいね!」と言わせるコンテンツを流せれば、シェアは増やせるのだが、、、。
4)丸亀製麺は、コツコツといろいろなうどんの写真をページに出し続けていきています。
丸亀製麺の店舗数は587店もあります。この店舗数からいくと、11000いいねは少なく感じます。
5)OPEN当初、投稿記事は文字ばかりでした。
2か月後ぐらいから写真中心になり、途中動画も入ってきましたが、動画は最近投稿されなくなっています。
6)最初はいいねも少なく、初めてシェアが付いたのは、開店してから半年後です。
最初にシェアしてくれた人は、300人近くも友達をもってるfacebookのパワーユーザーでした。
多分、インフルエンサー(最初に口コミしてくれる人)と思われます。
7)投稿記事は、主にうどんの写真ばかりで、1記事につき30~80程度のいいねがついています。
シェアは少なく、0~3程度、いいねの5%以下です。
2.facebookページの中でもシェアが多い写真
・注文方法の解説写真
3.いいね増やしに貢献していると思われること
1)イベントを月に1~3回開き,Ustreamで配信しています。
内容は、芸能人とのまったりとしたトークや食べ合わせ選手権などスローな感じです。
イベントに1200人招待して、参加は1割の120人程度です。
※いいね12000、話題にしているのは1割の1200人、イベント参加はその1割の120人→参加者はいいねの1%
Ustrem絵配信された動画は、下記で見ることができます。 http://twitcasting.tv/marugame_sm/show/
2)2011年12月にタイfacebookページOPEN
6月現在、いいね! 1,774人 、 話題にしている人198人 、 チェックイン 102件です。
タイ店が5月にグランドオープンしています。
当初、タイのfacebookページの写真を、日本人がシェアするということが起きました。これを見て、丸亀本店が追って記事をシェアしていました。
※SUBのfacebookページが、メインのいいねを増やす方向に作用しているように見えます。
4.5月初めから6月中ごろまでのいいね増加時の投稿記事を見ていくと
丸亀製麺は、安定していいねを増やしています。キャンペーンなどで力技で増やすことはしていないようです。また、5月の初めから6月の初旬にかけ、話題にしている人を2倍にしています。
この間に、何が起こっていたのでしょうか?
3日 ユニクロ丸亀Tシャツ販売開始
「おおー!今日から販売開始!だそうです。「うどん色」に縦ロゴのバックプリントですよ^^」
随時 タイの丸亀の情報を載せています。
10日 日替わりセットPR 以外とシェアが多いです。
14日 クエスチョン投稿
「日替わりメニューの週末もやった方が良いか?」
24日 2013年新卒採用記事投稿
「新卒採用もも盛り上がっています。そして、中途採用も引き続き募集中ですよ^^ご興味あるかた、ぜひぜひ♪」
28日 ニューヨーク研修中にユニクロのTシャツで街を練り歩く写真投稿
「NYメトロポリタン美術館前に、素敵なTシャツを着て闊歩する人が。。。USA研修中の幹部スタッフ達が、NYで広報活動をしてくれたようです^^やるなぁ♪」
29日 TV出演予告
「6月4日(月)19時~【お試しかっ!】 「帰れま10」にでます^^人気商品10位までを正解するまで帰れない!みなさんは10位まで、当てられますか^^???ぜひご覧になってくださいね。」
30日 ブログに商品が紹介された記事投稿 NAVER約3000人読者
「丸亀製麺公式ツイッター“面白うどんトリビア”まとめヽ(´ー`)ノ」
6月7日 イベント配信
「ロケタッチx丸亀製麺 食べ合わせ選手権がUstreamで配信される」
※ 次から次に、いろいろと話題を仕掛けたものです。
5.振り返って
・500以上の店舗数から考えると、1店舗当たり20人換算なのでいいね数は少ないように思えます。店頭で、いいねに誘導はできないのでしょうか?
・新商品を出すことに関連してクエッションを使うことは、わたしたちでも真似できます。
1粒で2度おいしいといった感じでしょうか。
※クエスチョンは、いいねをしていない人にも質問が届けられる点がすごいです。
問題点は、質問だけがいき、どのfacebookページからかわからないことです。
そのため、話題にしている人は増えますが、いいねは増えません。
・Ustream配信は、わたしたちでも真似できます。
小さなイベントを開催しては、動画を流すのも検討すべきです。
・動画は、手間の割には効果が出ていないようです。
正直、できのいい動画はありません。やはり、シェアしたくなるほどの動画を作るのは、難しいようです。RedBullのページを思い出すと、動画はマニアックなものを作ると、シェアが取れるかもしれません。
・やはり、ハッとするきれいな写真は、いいねとシェアを集めるものです。
ハッとするほどいい写真を撮ることは、とても重要なことであることが分かりました。
結論大手ならではの企画の連発で、頑張っていますが、 やはり、1年単位でみていくと、 「シェアしたくなるコンテンツ」の提供が、最も有効で効率が良いと思われます。※「きれい」は、シェアしたくなるコンテンツの一つのキーワードです。 |