あの伊勢丹のfacebookページからファンを増やす本当の方法がみえる

 

伊勢丹のfacebookページを見ていくと、シェアは主に口コミが好きな人(パワーユーザー)がおこない、また、シェアされる記事が決まっているのもみえてきます。一方、商品やそのお店自体が大好きな人は「いいね!」はしてもあまりシェアはしないことがみえてきました。

 

ISETANTOP

1.シェアが大切

facebookページでは、いいねの数も大切ですが、どのくらいシェアされているかを見ていくことが大切です。
個人のfacebookと大きな違いがここにあります。

facebookページへの投稿記事へのいいねやコメントは、いいねやコメントした人のfacebook(Wall)には出ません。
そのため、いいねやコメントは書き込んだそのfacebookページを見ている人にだけ知らされ、ファン以外のひとには知らされません。
広がらないのです。

しかし、投稿の記事をシェアすると、シェアした人のfacebookのWallにその記事が出、その人の友人にも広く記事が紹介されます。

シェアされて、初めて輪の外に広まっていき、新たないいね(ファン)を獲得できるのです。

 

 

2.伊勢丹のfacebokページで、”いいね、コメント、シェア”がどのくらいされているかを見てみます

5月から7月4日までを見てみます。

いいねコメントシェアグラフ

比較しやすいようにいいねの数を1/10にしてあります。
青がいいね、緑がコメント、赤がシェアです。

いいねもシェアも同じように、6月に中旬以降、大きなヤマを作っています。
7日移動平均で比べてみると、同じ動きをしていることがよくわかります。

また、シェア数の多い投稿では、いいね数に対するシェアの数の割合が3%近くにもなっています。通常は1%もいけば多い方と比べると、3倍以上です。
※つまり、いいねが多くされる記事は、シェアも多くされているということです。

 

<書き込みランキング>

書き込みランキング

 

 

 

3.今度は、これをページ自体のいいね(ファン)の数と比較してみます

1日当たりのページいいね数

上のグラフは、1日にいくつページへのいいね(ファン)がされているかを見たグラフです。

5月の1,2日は非常に少なく20もありません。それが5月の中旬ぐらいに90に一旦増え、その後は少しずつ減っています。
6月に入り少しずつ増え始め、6月下旬には200を超えました。しかし、6月の最後には減少してしまっています。
それが、7月に入り、急激に増やしています。これは、キャンペーンを開始したためと思われます。

このグラフと、先のいいね、コメント、シェアのグラフを比べると、よく一致していることが分かります。
※いいねが増えるとシェアも多くされ、ページ自体へのいいね(ファン)も増えるということです。

 

 

4.では、どのような記事が多くいいねされているのでしょうか?

1)限定×甘味が好まれる

これは、5月1日から7月4日までにされた、シェア数の多い記事のTOP40を引き出し何の写真かを備考に書いたものです。
さらに、そのうち限定販売の甘味に関連する写真であるもには、甘味と赤い字で分類の項目に書いています。
多くシェアされた写真のほとんどが限定販売の甘味に関することであることが分かります。
これを、日付ごとに並べると、6月にシェアが多いもののほとんどが限定販売の甘味の写真であることが分かります。

表

 

※限定販売の甘味の写真を投稿すると、いいねが多くつきシェアも多くされるわけです。
限定と甘味が、インフルエンサーには好まれるようです。
つまり、「この話題であれば、自分のfacebookを見に来ている人たちがいいね!と思ってくれる」と思っているということです。

シェア多いケーキシェアパンダ

 

2)ひとがどう思うかは関係ない

反対に、いいねが多くてもシェアされない投稿を見ていくと、ハンバーグ、ワイン、紅茶類と、パパの日用のケーキでした。
これらは、口コミしないファンが多くいるということでしょう。
ある意味、本当のその商品のファンなのかもしれません。

ハンバーグ好きはシェアしない

3)キャンペーンの力

また、7月に入ると、めっきり甘味の写真が減っています。これでは、いいねが減るはずです。

話題にしている人数

しかし、グラフを見るとページのいいね(ファン)数と話題にしている人が急激に増えています。
※これは、シェアの影響ではなく、オリジナルサンドウィッチのキャンペーンが始まったためと考えられます。

ISETAN704キャンペーン

 

 

4)キャンペーンは今まで関係のなかった人を連れてくる

しかし、キャンペーンの記事にいいねしている人は多くなく、コメントもシェアもゼロです。伊勢丹のfacebookページに現在来ている人たちには興味のない話題で、インフルエンサーからみても好まれない話題と思われているということになります。
つまり、ファンの人には意味がなく、このページに来たことのない外部の人たちに興味を持たれる話題と考えられます。キャンペーンは、全くつながりがなかった人たちをと関係を作る一つの方法だということです。

キャンペーンの投稿はシェアされない

 

 

 

5.では、いつから、投稿記事がシェアされるようになったのでしょうか?

このページは、2011年5月25日にOPENしました。
当初は、30程度のいいねとたまにコメントがある程度で、シェアはまったくされていません。
商品ではなく、シェフや販売の方、肉や魚介類が紹介されていました。

ひと紹介

 

1月後の6月27日のかわいい子豚のおまんじゅうの写真に、シェアがついています。

最初シェアクマ

このシェアは、台湾の方でした。
※外国のインフルエンサーが、最初にシェアしてくれています。

写真も売り場に置いてる商品をそのまま撮ったもので、荒い感じを受けます。

 

その後、いいねが100以上になってきた8月31日の海鮮丼の写真に、海外の方がシェアしています。
9月13日の子豚の肉まんの写真に香港のレンタカーやさんがシェアしています。
17日の塩豚チャーシューの写真に、日本人のインフルエンサーが二人、初めてシェアしています。
27日の梨の投稿に、2人シェアしています。
10月1日にクエスションし、その解答に沿った商品を翌日の2日に出すと、シェアが3人付きました。
7日にイタリアンレストランの限定企画に、海外の方と国内の方がシェアしています。
11日にハロウィンのお化けのお菓子にシェアが17付きました。
13日にマスカルポーネのチーズケーキにシェアが2つきました。
15日にパンプキンパイにシェアが付きました。
16日にはくまのアンマンにシェアが36付きました。
この後、いいねが100を超え増えるに伴い、シェアが増えてきました。

 

まず、海外の方がシェアし、その後、ケーキを中心にシェアが付くようになってきています。
その後、ファンが増えうるとともに、ケーキを中心にシェアも多くなってきます。

最初にシェアしてくれるのは海外の方で、
次に、友人や購読者が極端に多いインフルエンサーがシェアしてくれています。
その後に、一般の方もシェアしてくれるようになってきています。

また、この時から、どのような記事や写真が多くシェアされるのか、ページの特徴が出ています。

 

 

6.シェアされれば良いとも言えません

いいね(ファン)を集めるために、投稿する記事や写真をインフルエンサーの好みに合わせるのは良いのですが、インフルエンサーは自分の好みの投稿というか、自分のファンが好む投稿を集める傾向があると考えられます。
そのため、純粋な商品やページのファンとは言えない傾向があります。

一方、いいねはするがシェアしない方は、自分の好き嫌いに正直な方であると考えられます。
ひとがどう思うと関係ない。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。

※いいねが多くシェアされない商品は、根強いファンのついている商品と言えるのではないでしょうか。

 

伊勢丹のfacebookページのいいね(ファン)の増やし方
1)インフルエンサーに取り上げてもらい、インフルエンサーがシェアしたがる写真を中心に投稿していく
2)次に、キャンペーンをする 

■商品やお店の本当のファンを集めていくには、
インフルエンサーにシェアしてもらうのではなく、
キャンペーンなどで自社で広く人を集め、
その中から、いいねを多く集める投稿や商品を見出していけばいい
と思われます。


工藤 英一

About 工藤 英一

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
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