病院を宣伝するのに、看板以外に方法はないのでしょうか?

宣伝の目的は、
・困ったときにその場で選んでもらうこと
・いざというときに一番に思い出していただけるようにすることです。具合が悪くなって病院に行かなくてはと思った時、どこに行けばいいのか?と思ったときに、思い出してもらえればいいのです。

 

1.病院に行こうと思った時、まず、家族に聞きます

「どこかいい病院あったっけ?」「私は前に、〇〇病院にいったよ。結構丁寧に診てくれたよ」
または、自分で考えて、”そういえば、あそこに内科の病院があったよな。今やっているかな?”
近ければ歩いて行き、遠ければ車で連れて行ってもらいます。

とにかく思い出してもらえればいいのです。マインドシェアを取りに行くのが宣伝の目的です。

その意味で、野立て看板は意味があります。
日頃は看板を見てもただ通り過ぎるだけですが、どこか病院なかたっけ?と思い出そうとしたときに、野立て看板で見た病院の名前が出てきます。
病院の良し悪しはさておき、思い出すところがほかになければ、「とにかく行ってみよう」とは思うはずです。

 

2.チラシも撒けない中、どうやってマインドシェアを取るのか?

規制緩和で、
「生活習慣病に関する健康相談」「禁煙指導」「栄養指導」 「セカンドオピニオンご相談ください。」「キッズルーム」「先生の写真」「スタッフの写真」などが書けるようになりました。
結構、いろいろとアピールできるようには、なっています。

そのため、「どのようなひとに、どのようなものをアピールすのか」を決めなければなりません。

たとえば
・子育て中のママさんに、自分が病気の時でも、子供を連れてきて安心して受診できることをアピールするのか、
・働き盛りのパパさんに生活習慣病を生活習慣から指導して根治することが得意であることをアピールするのか、
・他の病院で手術などをすすめられたときにセカンドオピニオンだけでも喜んで提供していることをアピールすのか、
など。

それに合わせて、デザイン、「生活習慣病に関する健康相談」「禁煙指導」「栄養指導」 「セカンドオピニオンご相談ください。」などのキャッチフレーズ、設置場所を決めます。

 

3.看板は、最も重要なマインドシェア獲得ツールです

「何回も目に入る(行くところ行くところに複数ある)」×「気を引く(異形、色)」×「好ましい(写真や色)」×「詳しい(緩和項目)」によって、効果を高めていきます。

たとえば、
・駅、交差点、公民館脇、郵便局脇、ショッピングセンター、街道沿いなど人が多く通るところに複数設置します。同じデザインを繰り返しみることで、医院が記憶に刷り込まれていきます。
・また、狙って立てることもあります。大規模団地や住宅地などの入口に看板をたてます。
・さらに、四角ではなく、手の形を突出させるなど、変わった形のデザインを取り入れ「オッ」と思わせます。
・色合いは、アピールする目的やターゲットに好まれる色を使い、イラストなども使っていきます。
・そして、アピールポイントを1ポイントに絞り込んで書いておきます。興味を持った方がさっと読むことができるようにします。

※店頭のファザードですが、一番大きな看板とも言えます。
遠くからでも一目で直感的に認識でき、好ましい印象を与え、看板よりも詳しいことが書いてあるようにします。

 

4.その他の方法

1)院内情報誌を家でみてもらう(保存版)
精算の時に、相手に合った冊子を渡し、家に置いてもらいます。 ※表紙イメージをを看板と合わせる

2)HPで宣伝する
WEBは宣伝とはみなされていません。ですから、HPを持つことは必要です。
多くの人に、伝えたいことを伝えられ唯一の手段といってもいいでしょう。
基本的なことを書いておき、スマートフォンに対応できるようにしておけば、十分だと思います。
必要になったときに名前で検索してもらえればいいのです。
しかし、上位表示するために業者を使うことは宣伝とみなされます。
あくまでも、患者さんに検索してもらうのが原則です。
→ 看板とファザードが最も重要になってきます。

3)病院の求人広告を兼ねれば、チラシをまくことができます(少しグレーですが)
※本来チラシやポスティングは開業時だけです。

 

<医療法規制の緩和で、可能になった表現>

広告規制が緩和された主な項目&具体的な広告例
・医療の内容に関する情報
専門医の認定、分娩件数、治療方法、平均在院日数、手術件数、疾患別患者数
・人員配置に関する情報     医師・看護師等の患者数に対する配置割合
・特徴的な診療体制・内容の掲示     「往診・在宅医療」「花粉症」「糖尿病」「人工透析」
・連携医療機関の表示    紹介率・逆紹介率    「○○大学病院、○○県がんセンターと連携。」
・健康診査のご案内    「乳幼児健診」「肝炎ウィルス検診」「半日人間ドック」
・患者相談窓口のご案内    「生活習慣病に関する健康相談」「禁煙指導」「栄養指導」
・体制整備に関する情報     セカンドオピニオンご相談 症例検討会の開催、電子カルテの導入、入院診療計画の導入、患者相談窓口の設置
・休日・夜間診療のご案内     「平日夜間20:00まで診療」「土曜午後診療」
・医療機器・設備環境の紹介     MRI、内視鏡、リハビリテーション室、キッズルーム
・外観や院内、スタッフの写真掲載    待合室の写真。先生の写真。スタッフの写真
・イメージイラスト・デザインの活用    ロゴやキャラクター、風景写真などの活用
・運営に関する情報     病床利用率 ○外部監査 ○理事長の略歴
・その他    医療機関のホームページアドレス

 

現時点では、看板からは逃げられません。しかし、かなりのことが書けるようになってきており、作り方によっては効果が期待できます。 

そのため、誰にどの点をアピールするのかが非常に大切になってきています。今まで、医療機関はターゲットやアピールすることなどを考える必要がありませんでした。

これからは、違います。

 

 

 


工藤 英一

About 工藤 英一

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
This entry was posted in Q&A. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>