女性起業塾 事業計画編:良い事業計画を作っても売れる保証はありません

事業計画が売上を作るわけではありません。事業計画は必要です。でも、事業計画通りにやったら売れるわけでもありません。誰かが責任を取ってくれるわけでもありません。皆、計画通りに行かないことは承知の上です。女性起業塾では、現状に会わせて計画を柔軟に変えていく、レスポンシブルプランニングを勧めています。

 

1.一般に言う良い計画、、、とは、、、

bp

【具体性】 事業の内容を明確にイメージできる
【必要性】 あればよいと感じさせる
【現実性】 希望的観測に基づくものでない
【時代性】 世の中の流れに合っている
【将来性】 成長・展開を感じさせる
【社会性】 世の中の役に立つ
【収益性】 事業として充分成立する

一般に、良い事業計画とはこのように言われています。
問題は、収益性です。
実際に、儲かるのでしょうか?
その保証は、誰もしてくれません。

 

2.既存事業の事業計画と新規事業の事業計画では全く異なります

既存事業では、どうすればどうなってきたか データがあります。
新規事業では、先にそれをやっている会社のデータしかありません
外から見たおおよそのデータです
自社には当てはまらないかもしれません

いまはどこのマーケットでも飽和状態です
お店を開けば売れる、商品を置けば売れると言うところはありません

既存の商品やサービスに少し手を加えた商品で、新しいマーケットを作らなければなりません。
お客様の収入が増えているわけではありません。
むしろ、使えるお金は減っている可能性が高いです。

その状況の仲で、新しく入っていくのです。
既に他で使っているお金を、こちらに回してもらうようにするのです。

新商品には高い信頼感とお得感が必要です。

誰が凄く信頼してくれるのか?
その人がどのようなことにお得感を感じるのか?

二重の意味で不明です。
お店を開いて売ってみないと分からないことばかりとも言えます。
特に、起業の場合には、お客様はあなたの名前もなにも知りません。
信頼する理由がないのです。

信頼を獲得するまでは、お得感さえ受け止めてもらえないかもしれません。

 

3.信頼感を獲得するのに、博多の中洲でNo.1のシェアを誇る福一不動産の努力が参考になります

博多の中洲でNo.1のシェアを誇る福一不動産は、下記の7つのことをやって信頼を獲得しています。高い信頼から、評判が口コミで広がり、他のお客様を紹介していただけるようになっています。

中洲

 

1)地域の行事に積極的に参加 PTA活動、博多祇園山笠、博多どんたく、町内行事など
2)地域情報誌「月刊ゴジタ」を反響の有無に関わらず出し続ける
毎月一回、5200部を発行し新聞の折込やポスティングで配布
「季刊ゴジコ」という中洲のお店の経営者やオーナー向けの情報誌も年4回発行
※発行後3年間はまったく反響がなかった
3)報誌には地域に住んでいる人の紹介など地域の情報のみを掲載
自社の宣伝を一切入れず、発行元に自社名がのっているのみにしている
4)中洲という地域、商品、客層を常に限定している  ※マーケットを絞り込んでいる
5)水商売の方でも、普通の方と同じように接する ※物件を出し渋ったり入念に聞いたりしない
6)繰り返しお客様と会うようにしている
7)お店のオープン前は3ヶ月間程度はお客様と一緒に営業マンが手伝う

この信頼感があるからこそ、様々な販売計画が立てられるわけです。
ところで、地元で信頼を得ること自体で計画を作る場合にはどうなるのでしょうか?

例えば、今年1年間で地元の方50%に信頼感を得ると言う目標を立てた場合、
不動産の2番からも分かるように、どの時点で信頼感がアップしてくるのか予想が付きません。
だいたい、1~3年でしょうかぐらいにしかなりません。

情報誌や接客やサービスで信頼感を獲得してくようにしていくとき、浸透度合いが一定を超えたときに急に信頼感が高まってくるのですが、その浸透度合いが見えないことと、どのくらいの浸透度で信頼につながってくるのかがわかりません。
また、情報誌意外にもFacebookやtwitterと連動させることでどのくらい効果が見込めるか分かりません。

実際は、やってみないと分からない部分だらけなのです。

このため、現実にあった事業計画が立てられないのです。
立てられるのは、こんなことをやってみたら良いと思うリストぐらいです。
それも、やりながらどんどん修正していかなければなりません。

 

4.事業計画は必要 でも、事業計画通りにやったら売れるわけではない

事業計画がないと困ること
 他人に説明がしずらい
全体が見えない
自分でも事業をイメージしにくい
収支計算が出来ない

よい事業計画ができてしまって困ること
上手く説明出来過ぎる
希望に満ちあふれすぎている
上手くいくような気がして仕方がない
銀行さんも融資を喜んでしてくれるという
※銀行さんやコンサルタントがそこまで良い計画だと言うなら、もう少し多く借りてしまおう

多くのひとが起業しますが、半年で50%、3年で80%、5年で90%が消えていきます。
福一不動産のように、情報誌の反響を得るのに3年掛かる場合さえあるのです。
当初は、そんなにかかるとは予想していなかったと思います。

3年会社を保たせられるでしょうか???

良い計画を作り、多くの資金を集め、計画通り出し続け、、、それでも反響が来なかったら、、、。
多額の借金が残るだけです。

計画を作り、資金は集めず、3ヶ月出してみて手応えが悪ければ、計画を変える必要があります。
情報誌から、費用の比較的掛からないメールマガジンやFacebookなどにしていくなどの工夫が必要です。

 

 

例えば、ブログ+Facebookで、どのような人がどのようなところを気に入るのかが分かってきます。すると、この実際の場所でも1日通行人を眺めていると、ここなら売れるのか売れないのか、売れるとしたらどのようにすればどのくらい売れるかがなんとなく分かってきます。
これが分かってきた時点で、やっと、ある程度参考にできる事業計画が立てられます。

事業計画は机上の空論ですが、お客様のことを肌で感じられるようなると、使える机上の空論が立てられるようになります。

工藤 英一

About 工藤 英一

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
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