新商品開発 第4章4)新サービス開発を成功させる要

新サービス開発が成功するかどうかは、利用者と一緒に利用体験どんどん良いものに作り替えていけるかに掛かっています。技術力も必要ですが、それ以上に柔軟な対応力が不可欠です。

 

4)新サービス開発を成功させるために必要なこと

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①新サービスを開発するには組織力が必要

新サービスの開発には3つの基本があります。

・リリースのタイミングは早すぎても遅すぎてもいけない
・顧客ニーズの把握は、市場に投入してからわかることがほとんど
・まずは最小機能でリリースし、その後、スピーディーな改善を繰り返さなければならない

 

問題は、わかっていてもなかなか出来ないということです。

最小機能でリリースし、その後スピーディーな改善を繰り返さなければならないということはわかっているのですが、つい、完成版を作ってからリリースしたくなります。

これは、トップが開発現場の責任者にならないと変えられません。

極端な話、社長がどんどん気まぐれ的にでも仕様や機能、デザインを変えていき、周囲は文句を言いながらも渋々従うという構図が必要です。

小さい会社の得意技で大企業には出来ません。

つまり、新サービスの開発の要は、柔軟な対応力という組織力にあるわけです。

ですから、新サービスの開発の場合、開発は外注できず技術開発部門を社内に持たなければならないのです。

 

※ 新サービスの情報源は、3 章でも掲載しましたが、さらに下記のものがあります。

社会事業にはヒントになる事業が多く見られます。

 

 

②情報源

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■既にスタートしているサービスを参考にする
Jnet21新規事業
http://j-net21.smrj.go.jp/establish/abc/entry/category04/20130219.html

 

■社会起業事業を参考にする 

他の地域でやっている社会事業は、自分の地域でも必要性が高い可能性があります。その社会事業のサービスを、収益事業として行うように進化させることでも、売れる新サービスが開発できます。

・社会起業家・ソーシャルビジネス一覧!【チェンジメーカー・サードジョブ】 http://matome.naver.jp/odai/2126060312019237000
・社会起業家 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E5%AE%B6

 

■専門ブログ

このブログにも海外の事例が詳しく紹介されています  http://bizna.jp/labblog/

 

 


全国商工会議所用小冊子WEB版 「新商品新サービス開発&販路開拓」  目次
第1章 新商品開発の非常識
1)他人が欲しがるものが新商品
2)スティーブジョブスのすごい妄想力?
3)買って使って感動してまでが新商品開発です
4)本当に良い新製品を開発できたと思ったらアメリカで売りましょう
5)新商品のこえるべき3つの絶壁
6)いくら宣伝しても「売れない商品」は売れません
第2章 新商品の販路を切り拓く
1)9つの販路開拓成功物語
2)販路開拓の基本のキ
3)バイヤーに会う方法と小売店に直接売り込む方法
4)東急ハンズとロフトのバイヤーへの売り込み方
5)バイヤーは常にヒットの芽を探しています
6)ヒットするのはバイヤー目線よりお客様目線
第3章 新商品のコンセプトを作る10の方法
1)トレンドを無視してヒット商品はつくれない
2)新商品を開発するときの3つ基本戦略
3)不満・悩みから新商品を考える方法
4)ヒット商品から新商品を考える方法
5)他人のアイディアから新商品を考える方法
6)「変わった使い方をしている方」を見つけて新商品を考える方法
7)ヒットのパターン例から新商品を考える方法
8)オズボーンのチェックリストを使って新商品を考える方法
9)新サービスのコンセプトの作り方
10)キーワードから新サービスを考える
11)最も強力な新商品の開発方法 「すべて真似る」
第4章 すごい製品を開発する
1)新商品開発でどのコア技術を磨けば良いのでしょうか?
2)定食屋さんやケーキ屋さんの新商品開発のコツ
3)常連さんを増やすことをダイレクトに狙った新商品の開発方法
4)新サービス開発を成功させる要
5)ヒットメーカーはすごい技術を外から持ってくる
第5章 すごい製品をヒット商品に仕上げる
1)製品を売れる商品に作り込んでいく
2)90点になるまで絶対にあきらめない
3)新商品のネーミングと隠喩
4)短時間で簡単に誰でも良いデザインを作る方法
5)新商品に高い信頼性をつける
6)正しいお客様をとことん楽しませ話題を作ります

 

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工藤 英一

工藤 英一 について

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
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