新商品開発 第4章3)常連さんを増やすことをダイレクトに狙った新商品の開発方法

常連さんを増やすには、ミドルユーザーをヘビーユーザーにするのが早道です。そのために、ヘビーユーザーが感じている良さをミドルユーザーにグッと伝える新商品を開発するのです。

 

3)常連さんを増やすことをダイレクトに狙った新商品の開発方法

 

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①ミドルユーザーをヘビーユーザーにする

常連さんは、言い換えればヘビーユーザーで、お店のファンとも言えます。

ファンではなく、そこそこ買いに来てくれるお客様がミドルユーザーです。

そして、他のお店が閉まっているときなどに、たまに買ってくれるのがライトユーザーです。

常連さんを増やすには、ミドルユーザーをヘビーユーザーにするのが一番の早道です。

 

 

②では、どうやればミドルユーザーをヘビーユーザーに出来るのでしょうか?

まず、お客様を、ヘビーユーザー、ミドルユーザー、ライトユーザーに分け、ヘビーユーザーとミドルユーザーで買っている商品の違いを出します。

例えば、パン屋さんの場合、

ヘビーユーザーは調理パンと堅いドイツパンを買っているのに、ミドルユーザーは調理パンと菓子パンを買っています。

ライトユーザーは、たまに調理パンを買っていくだけとします。

 

すると、この場合、

ドイツパンを買っているのはヘビーユーザーだけなので、ドイツパンを好きになった人はヘビーユーザーになる可能性が高いと考えられます。

ですから、

ヘビーユーザを増やすために、ミドルユーザーが「これは美味しい!!!」と感激するドイツパンの新商品を作ればいいわけです。

 

 

 

③実際にはどのような新商品を作れば良いのでしょうか?

■パン屋さんの続き

例えば、ヘビーユーザーもミドルユーザーも両方とも買っているのが調理パンなので、調理パンをドイツパンで作ってみるのがひとつの方法です。

 

 

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■一般的なドイツパンの美味しい食べ方を調べていくと、カナッペが出てきます。

・バターを塗って、スモークサーモンとレモンをのせたスモークサーモンカナッペ
・レバームースににんじんやタマネギのスライスをのせたレバームースカナッペ
・マスカルポーネチーズをつけてその上にチョコをのせたマスカルポーネカナッペ

などがあります。

 

■また、クックパッドのドイツパンを使った人気レシピを見ると、

・ベーコン玉ネギパン :玉ネギとベーコンに胡椒を利かせたパン 焼きたてが美味しい
・ソフトプレッツェル:外はカリッと、中はモチモチのソフトプレッツェル。
・ドイツパン☆カイザーセンメル:ハムやチーズをはさんで食べるとおいしい
・ヘーフェツォプフ:ふんわりしっとりの三つ編みパン

が出ています。

 

これらをベースにドイツパンの調理パン新商品をいくつか作り、ミドルユーザーに試食してもらいながら作り込んでいくことになります。

このとき、試食した人たちが、「これは美味しい!」と感動するレベルに達せるかが新商品の成否を決めます。

 

 


全国商工会議所用小冊子WEB版 「新商品新サービス開発&販路開拓」  目次
第1章 新商品開発の非常識
1)他人が欲しがるものが新商品
2)スティーブジョブスのすごい妄想力?
3)買って使って感動してまでが新商品開発です
4)本当に良い新製品を開発できたと思ったらアメリカで売りましょう
5)新商品のこえるべき3つの絶壁
6)いくら宣伝しても「売れない商品」は売れません
第2章 新商品の販路を切り拓く
1)9つの販路開拓成功物語
2)販路開拓の基本のキ
3)バイヤーに会う方法と小売店に直接売り込む方法
4)東急ハンズとロフトのバイヤーへの売り込み方
5)バイヤーは常にヒットの芽を探しています
6)ヒットするのはバイヤー目線よりお客様目線
第3章 新商品のコンセプトを作る10の方法
1)トレンドを無視してヒット商品はつくれない
2)新商品を開発するときの3つ基本戦略
3)不満・悩みから新商品を考える方法
4)ヒット商品から新商品を考える方法
5)他人のアイディアから新商品を考える方法
6)「変わった使い方をしている方」を見つけて新商品を考える方法
7)ヒットのパターン例から新商品を考える方法
8)オズボーンのチェックリストを使って新商品を考える方法
9)新サービスのコンセプトの作り方
10)キーワードから新サービスを考える
11)最も強力な新商品の開発方法 「すべて真似る」
第4章 すごい製品を開発する
1)新商品開発でどのコア技術を磨けば良いのでしょうか?
2)定食屋さんやケーキ屋さんの新商品開発のコツ
3)常連さんを増やすことをダイレクトに狙った新商品の開発方法
4)新サービス開発を成功させる要
5)ヒットメーカーはすごい技術を外から持ってくる
第5章 すごい製品をヒット商品に仕上げる
1)製品を売れる商品に作り込んでいく
2)90点になるまで絶対にあきらめない
3)新商品のネーミングと隠喩
4)短時間で簡単に誰でも良いデザインを作る方法
5)新商品に高い信頼性をつける
6)正しいお客様をとことん楽しませ話題を作ります

 


工藤 英一

About 工藤 英一

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
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