新商品開発 第1章6)いくら宣伝しても「売れない商品」は売れません

販促とは、「売れるはずの商品」「バンバン売れてもおかしくない商品」を売るための方法です。売れないはずのものを売る手段ではありません。もし売れなかったら、売れるはずのモノかどうか、確かめる必要があります。

 

6)いくら宣伝しても「売れない商品」は売れません

■良くない

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もし、予約したフレンチレストランに入って、、、美味しくなかったら、、、

2度来ることはありません。

豪華な部屋であっても、良い接客であっても、料理が不味かったら、大切な友人や家族を連れて行くことはできません。

最初に来るお客様は、新しもの好きで評価をするのが大好きな人たちです。
その人達が来て、
「ここは一回来れば十分、、、」
「来て失敗しました、、、」
などと、評価され口コミされたらおしまいです。

 

■良さが伝わっていない

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一方、インテリアショップ・イデーのネットショップには「ワーストセラー」というコーナーがありました(現在はありません)。

このワーストセラーは「売れない商品ランキング」で、ネットショップでは魅力が上手く伝わらずに売れなかった商品ばかりを販売していたのです。

ここで、もう一度、きちんと商品の魅力を伝え販売につなげていました。

 

 

■販促は売れるレベルの商品だけ

売れていない商品には、
・良くない商品
・良いのに良さが伝わっていない商品
の2種類があります。

あまり良くない商品(リピートするレベルにない商品)は、下手に宣伝すると「二度と来ません」というお客様を増やすだけになってしまいます。

つまり、販促して売上が増えるのは、売れるレベルの商品の場合だけなのです。

 

販促しても売れなかった場合、
すぐに、キャッチフレーズを直してみたり他の媒体で宣伝してみたりしがちですが、、、

その前に、「本当にその新商品にはお客様が欲しいと思う良さが十分にあるのか?」お客様目線で検証してみる必要があります。

 


■全国商工会議所用小冊子WEB版 「新商品新サービス開発&販路開拓」  目次
第1章 新商品開発の非常識
1)他人が欲しがるものが新商品
2)スティーブジョブスのすごい妄想力?
3)買って使って感動してまでが新商品開発です
4)本当に良い新製品を開発できたと思ったらアメリカで売りましょう
5)新商品のこえるべき3つの絶壁
6)いくら宣伝しても「売れない商品」は売れません
第2章 新商品の販路を切り拓く
1)9つの販路開拓成功物語
2)販路開拓の基本のキ
3)バイヤーに会う方法と小売店に直接売り込む方法
4)東急ハンズとロフトのバイヤーへの売り込み方
5)バイヤーは常にヒットの芽を探しています
6)ヒットするのはバイヤー目線よりお客様目線
第3章 新商品のコンセプトを作る10の方法
1)トレンドを無視してヒット商品はつくれない
2)新商品を開発するときの3つ基本戦略
3)不満・悩みから新商品を考える方法
4)ヒット商品から新商品を考える方法
5)他人のアイディアから新商品を考える方法
6)「変わった使い方をしている方」を見つけて新商品を考える方法
7)ヒットのパターン例から新商品を考える方法
8)オズボーンのチェックリストを使って新商品を考える方法
9)新サービスのコンセプトの作り方
10)キーワードから新サービスを考える
11)最も強力な新商品の開発方法 「すべて真似る」
第4章 すごい製品を開発する
1)新商品開発でどのコア技術を磨けば良いのでしょうか?
2)定食屋さんやケーキ屋さんの新商品開発のコツ
3)常連さんを増やすことをダイレクトに狙った新商品の開発方法
4)新サービス開発を成功させる要
5)ヒットメーカーはすごい技術を外から持ってくる
第5章 すごい製品をヒット商品に仕上げる
1)製品を売れる商品に作り込んでいく
2)90点になるまで絶対にあきらめない
3)新商品のネーミングと隠喩
4)短時間で簡単に誰でも良いデザインを作る方法
5)新商品に高い信頼性をつける
6)正しいお客様をとことん楽しませ話題を作ります

 

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工藤 英一

工藤 英一 について

Qualia-Partnersの代表の工藤です。ゼネコンの研究員から会社経営を経てコンサルタントになりました。自身の経験から、リピーターとの関係を深めお得意様を増やしていくことを強く勧めています。
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